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[.net] ドットネット


The 8th play!(劇団ASOBU第8回公演)

6つのショートストーリが連携したオムニバス

記録

2003年3月 8日(土)14:00-/18:00- 9日14:00-(日)
@逗子市図書館ホール
前売り800円 / 当日1000円(※ 携帯電話割引あり)
(HPを表示したケータイ画面を見せると100円引き)

PLAYER/STAFF

AKIKO
(アナウンサー 役 / 母 役 / なつこ 役 / ミリー 役 / 回答者 役 / 衣装 / 宣伝美術)

【TSUGU。】
(音響 / 脚本<e>)

pom
(ユッケ 役 / レポーター 役 / 綺羅 役 / ゆーこ 役 / 脚本<cry for the moon> / ダイジェストVTR)

moo(GUEST)
(オフィシャルホームページ協力)

hiro
(医師 役 / 友人1役 / 吐夢 役 / 回答者 役 / 小道具)

Jun
(制作 / 舞台監督)

稲葉×うらしま
(ケータ 役 / 庸介 役 / 部長 役 / 博士 役 / 司会 役 / 脚本<電波・電破> / 脚色<携帯電話依存症>)

sarasa
(総合演出 / 脚本<人形>)

遊佐くにひろ
(患者 役 / 高杉 役 / 回答者 役)

misaki
(アスカ 役 / 夏海 役 / みよちゃん 役 / レイ 役 / 衣装)

sen-sei
(友人2 役 / 回答者 役)

teru
(フロア)

haku-oh
(脚本<携帯電話依存症>)

shio
(照明 / ダイジェストVTR)

mero
(タカ 役 / 祐 役 / すがわら 役 / 大道具)

[.net] ドットネット ・・・とは?

皆さんは都市伝説というものをご存知だろうか?
インターネットの世界では、常に「都市伝説」と呼ばれるある種の噂が数知れず飛び交っている。
「友達の友達から聞いた」というお決まりのフレーズから始まるものから、実際に体験したという一見信憑性の高いもの。その形は無限に存在する。

[.net]とは、その都市伝説の1つである。
・・・インターネットという名の巨大電子ネットワークの中にひっそりと存在するサイト。[.net]
このサイトには日々さまざまな願い事が舞い込んでくる。
そして、その願いは必ずかなってしまう。
しかしながら、
願いを叶える人物はおろかサイトの管理者でさえ正体はまったくの不明。・・・
劇団ASOBUが贈る[.net]はこのサイトに寄せられた、いくつかの「願い」をオムニバス形式で上演するものである。

第1話 「電波が聞こえる」

story by urashima

~片思いの彼の誕生日を教えてほしい~

どこにでもいそうな女子高生、ユッケの願いはそんな些細なものだった。
彼の誕生日にプレゼントを渡す。そんな想いをむねに日常生活を送る彼女に不思議な現象が起きる。 空気中を飛び交う携帯電話の電波が音声となって彼女の耳に入るのだった。
電波が聞こえる。そんな怪現象を想像したことがあるだろうか?
携帯電話が爆発的に普及した現在の日本。もし、その会話の全てがあなたの耳に入ったとしたら・・・それはいったどれほどの爆音になるのだろうか?
困惑するユッケ。しかし親友ですら、その怪現象の存在を信じてくれはしない。
そんな日々のなかでユッケは耳慣れた「電波」を聞くことになる。その声は憧れのあの人のものだった。

第2話 「依存症」

story by haku-oh
edit by urashima

~俺の携帯電話はどこだ!?~

現在でもほとんどの人が所有している携帯電話。
何気なくいつもポケットに潜んでいるその生活必需品がある種の依存症を引き起こし、それは社会現象にまで発展した。
携帯電話を自宅に忘れたその日、あなたは何を思うだろうか?ポジティブに「開放感を得た」といえるならばいいが、実際のところ不安で仕方ないだろう。それが本音ではないか?。
この不安が極度に精神を圧迫したときに、携帯電話依存症が迫ってくる。
携帯電話依存症は携帯をどこかに忘れた時だけではない。常に携帯電話がないと落ち着かない人。常にメールの返信に時間を費やす人。・・・その形は明確に定義されていない。
そう、あなたももう携帯電話依存症の予備軍なのだ。

Personal Telephone Dependence Syndrome
「依存症」とはストレスが原因となり、なんらかのものに没頭してしまう精神疾患である。
ただ趣味にのめり込むだけならば問題ないが、社会生活に支障をきたすほどのレベルに達したものは依存症として取り扱われることになる。

第3話 「cry for the moon」

story by pom

~どうかこの想いを消し去ってください。~

それは突然の出来事だった。
綺羅をボーカルにギター/祐、ベース/夏海、ドラム/庸介の4人で結成されたバンド。しかし今、このバンドにギターの音色はもうない。
綺羅の大切な存在でもあった祐はある日突然、この世を去った。同時に綺羅は「本当の歌」を失った。
祐の葬儀。綺羅は祐の母からこういわれた。
「泣き終わったら、あたらしい恋、しなさいな。」

そんな綺羅の前に突如現れた男。音楽雑誌のライター、高杉隼人。彼は、綺羅に「君の本当の歌が聞きたい」という。
しかし突然現れた高杉に、なかなか心を開かない綺羅。高杉は取材と言い張って彼女のもとを何度も訪れる。
しばらくの後、綺羅は高杉からある告白をされる。
高杉もまた悲しい恋愛をした人物だったのだ。
綺羅と高杉の心に残る、悲しい想い。
二人はその想いを消し去ってくれるよう、[.net]に願うのだが・・・

第4話 「e」

story by tsugu.

~あいつを、あいつが大嫌いなパソコンにしちゃったら♪~

ニンニキ、ニンニキ♪~ 今日もオフィスにはあのセクハラ部長の口癖がこだまする。
ダメ社会人のスガワラくんはまったくのパソコン音痴。部長に頼まれたメールの一通も送信することができない。それにイラ立つ部長。
部長にしぼられたスガワラくんは仕事をほっぽらかして帰宅する。
スガワラを背に、有能な吐夢くんが部長にある耳打ちをするのだった。
『部長。[.net]にお願いしましょう。あいつをパソコンにしてしまうのです!』

願いによって、自分の大嫌いなパソコンにされてしまったスガワラくん。ご満悦の部長と吐夢くん。 しかし期待とは裏腹にスガワラくんは敏腕社会人に大変身。
隠れパソコン音痴の部長を尻目にバリバリ仕事をこなすスガワラくんは、女性社員からも熱い視線をおくられることになるのだが・・・そうは問屋が卸さない。

第5話 「人形」

story by sarasa

~壊レナイ オモチャ ガ欲シイノ~

アルトコロニ、ヒトリノ博士ガイマシタ。
カレハ、人間ソックリナ「人形」ヲツクリマシタ。名前ハ レイ。
博士ハ、自分ヲ頼ッテクレル、ソシテ愛シテクレル人形ガホシカッタノデス。
博士ハ レイ ガ大好キ。レイ モ博士ガ大好キ。
ダケレド、ミリー ハ ヒトリボッチ。
ミリー モ カツテ博士ニツクラレタ人形ダッタノデス。

壊れては直される。そんな永遠の孤独を抱えた少女ミリーは、博士が作ったレイをうらやましく思っていた。
ミリーの脳裏に鮮明に残されている記憶。
それは、ミリーを捨てて立ち去っていく博士の後ろ姿だった。

最終話 「電破」

story by urashima

~彼を、コワシテください~

人間が携帯電話を使って会話をしている。あたりまえの風景。 それが、もしも、真逆であったなら?
携帯電話が人間を使って会話をする。

何気ない風景に、そんな「もしも」を想像した時に真実が見えてしまうのではないだろうか。